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WoWs Blitz 初心者講座【巡洋艦ツリー編】

戦艦の艦隊決戦を楽しめる《World of Warships Blitz》https://wowsblitz.com/ja/
今回は巡洋艦ツリーについて。
あくまでも初心者向けの一般的な解釈として読んでくださいね。

 

 


【初心者におすすめの巡洋艦ツリー】

Blitzの巡洋艦ツリーはアメリカ、日本、ドイツ、ソ連、イギリス、フランスで構成されています。
各国それぞれクセが強く、使いこなすのにそれなりの試行錯誤が必要です。
正直、巡洋艦の扱いは難しく、初心者さんが始めて選ぶツリーとしては難易度が高いのですが、主砲も撃てて魚雷も撃てる「万能艦」である巡洋艦は魅力的でもあります。
それでは個性豊かな各国ツリーの紹介をしていきます。
(★は初めてのツリーおすすめ度)


アメリ巡洋艦>★★★★

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巡洋艦「デモイン」

対空特化型ツリー。
高tierになればなるほど、戦艦すらも凌駕する対空能力を獲得していくツリーです。
スキル「対空警戒」を持ち、使用時にはあっというまに空を飛ぶ艦載機を落としていくでしょう。
対空の強さが顕著になるtier6ペンサコーラ以降は、相手の空母も米巡を避けながら攻撃しないとあっというまに「まな板」(空母の艦載機が全滅してしまうこと)になってしまいます。よって、フレンド空母と一緒に出撃したり、敵空母がいやがる位置取りをする、などの工夫も大事ですね。
大きな特徴としてはtier6以降、魚雷が使えなくなります。魚雷を犠牲にしてでも対空に力を注ぐ、というツリー特性を表しています。
求められる役割としては「駆逐処理」と「対空」。
空母が強くなってくる中tierの6~8あたりが一番使いやすいtier帯ではないでしょうか。
弾道は高くふんわり飛んでいくので、島を越えての砲撃が可能ですが、その分着弾まで時間がかかり偏差撃ちの技術を要求されます。
島さえ挟めば対戦艦でもそれなりの攻撃力を発揮できるのも米巡の魅力です。島影からぺちぺちHE弾で燃やしてくる米巡はとてもイヤらしい!
ツリー最終は対空お化けのデモインですが、射程の短さとふんわり弾道からtier10で猛威を振るう島風等の駆逐艦対処がしづらく、現環境では苦戦を強いられています。何より、空母がいないと最大の強みが活かせないのが辛いところですね。
中tierでは安定した強さを持っているので、最初に選ぶツリーとしては比較的おすすめです。


<日本巡洋艦>★★★

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巡洋艦蔵王

魚雷が強く、HE弾がよく燃える日巡。対空?知らない子ですね。
日巡ツリーで一強と言えるのがtier8の高雄。
優秀な巡洋艦が集まるこのtier帯でも頭一つ抜けた性能を持っており、魚雷の命中率によっては戦艦や駆逐艦を凌駕する戦績を叩き出します。
まずこの高雄を目指すことがこのツリーを選ぶ最大の理由になります。
tier7の妙高もかなりの攻撃力を持っていて愛好者も多いです。
扱いが難しいと感じるのは主に2つの理由があります。
・攻撃力はあるが紙装甲である
・魚雷を撃つときに、ある程度弱点の腹をさらすことになる
要するに、最大の長所である魚雷攻撃をする時は同時に即撃沈されるリスクを大きくはらんでいる、ということですね。
基本的には主砲で駆逐処理や戦艦を燃やしつつ、魚雷を敵の進行方向に投げたり(置き魚雷といいます)、島影から絶対コロす魚雷をぶち込んだりします。
この駆け引きが初心者にはハードルが高く感じるところだと思います。
tier10の蔵王は攻撃的潜在能力としてはかなりの性能を有していますが、その性能を十分にいかせるプレイヤースキルが必要です。


<ドイツ巡洋艦>★★★★

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巡洋艦ヒンデンブルク

主砲(AP弾)が強く魚雷はおまけ。個性豊かな各国巡洋艦ツリーの中で一番巡洋艦らしいツリー。
装甲もそこそこ、対空もそこそこ、魚雷は射程距離が短いけどカウンターとして使う分には問題ない。クセもの揃いの各国巡洋艦と比べると、かなりバランス型の性能になっています。
tier5ケーニヒスベルクの駆逐処理能力が高く、このtierでは「駆逐絶対コロすマン」として評価が高いです。
逆に苦行艦として挙げられるのは軽巡洋艦なのに動きが鈍く火力がいまいちなtier7ヨル苦ヨルクでしょう。
tier10ヒンデンブルク巡洋艦としては強い主砲と、そこそこの装甲、対空、旋回能力で、短めの主砲射程距離に捉えることができれば存在感を発揮できます。
tier7を境に少々生存能力の高い、バランス型の重巡洋艦と成長していくツリー。派手さはありませんが初心者としては巡洋艦の立ち廻りを学ぶのに比較的とっつきやすいツリーだと思います。


ソ連巡洋艦>★★★

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巡洋艦「モスクヴァ」

防御?先に沈めてしまえばいいじゃない!攻撃特化紙装甲ツリー。
特筆すべきは主砲の高速低弾道性能。
本来の巡洋艦の主任務である駆逐処理において、エイムのしやすいこの弾道性能は圧倒的なアドバンテージとなります。
そのかわり、装甲は紙のごとく、対空もあるの?というレベル。
よって、撃たれない位置取り、繊細な回避行動が要求される典型的な攻撃特化の巡洋艦ツリーです。
ソ巡は特に苦行艦がないのが強みです。tier7ショールスあたりで「当たらなければどうということはない」プレイを実行している上級者からは「とても強い」という評価を良く聞きます。
そして、最大のソ巡の特徴としてtier10モスクヴァが「戦艦化」するということです。
tier9までは対駆逐艦に秀でた重巡洋艦ルートを辿るのですが、10で艦の特性が豹変します。
長い(14km越え)射程距離、低いDPMを補うに余りある当てやすい主砲特性、それなりに高い装甲。大和やモンタナに混ざって戦艦砲撃するモスクヴァ(大きさも同じくらい)は「お前巡洋艦じゃなくね?」と陰口を叩かれるにふさわしい様相です。そのかわり主砲旋回等も戦艦並になるので駆逐処理が難しくなるのも事実。
このあたりも含めてツリー選択すると良いと思います。

 

 
<イギリス巡洋艦>★★

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巡洋艦「マイノーター」

ハッピートリガー!軽快な足回りで体勢を整えつつAP弾を数秒ごとに撃ちこめる英巡は、駆逐”警戒”のスペシャリストと言えるでしょう。
大きな特性としてはスキル「煙幕」が使えることと、HE弾が撃てないこと。WoWs Blitzで最も有能なスキルと言っても過言ではない「煙幕」を使えることは大きなアドバンテージです。絶体絶命のピンチ、または懐にもぐりこんで絶コロ魚雷を当てに行くときなど、勝負どころで身を隠しましょう。仲間にも使えるので、ヘイトをもらっている艦の近くで使ってあげると友情が芽生えるかもしれません。
問題はHE弾が使えないこと。そのため、AP弾が効かない戦艦へのダメージソースが魚雷頼みになってしまいます。また、駆逐艦に対してはAP弾が有効に機能しますが、手数で攻めるタイプなので即沈させるというより、徐々に削り殺していくことになります。
最後まで軽巡洋艦として発展していくのはこの英巡ツリーのみ。他国の巡洋艦より小回りが効きますが、圧倒的に紙装甲です。敵戦艦や巡洋艦への回避行動は常に頭に入れて動かないといけません。
長所である高い対空性能と優れた旋回性能でゾーンディフェンスに徹し、敵(主に駆逐艦と空母艦載機)にいやがらせをしていくのが強いスタイルだと思います。
tier5のエメラルドはダメラルドとあだ名される苦行艦。ツリー最後のマイノーターは、tier10唯一の軽巡洋艦です。全体的に尖った性能となっているので、こだわりのあるプレイヤーが使用していることが多いです。


<フランス巡洋艦>★★

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巡洋艦アンリ4世

モスクヴァを超える大口径主砲を持つtier10のアンリ4世を目指したいか否かが、このツリーを進める最大の理由になると思います。
ツリー特性としては、駆逐並みの速力と劣悪な旋回性能、弾道は高いけど当たれば強い主砲、ぺらぺらの装甲、無きに等しい対空性能とかなり尖った特徴を持っています。曲がらない艦特性を補う為、スキル「スピードブースト」で魚雷を振り切り、「高速装填」で一気に撃沈させるなどの工夫が必要です。
速力の高さを武器に、良いポジションを確保しつつ撃ち続けられれば強いツリー。低tierはそのDPMの高さから比較的強さを発揮しますが、鈍重でかつ攻撃力も中途半端なtier7アルジェリーは苦行艦として有名です。どうしてもtier10アンリに注目が集まる大器晩成型のツリーとみてよいでしょう。
「高速装填」込みのアンリの瞬間火力はライバルであるモスクヴァを凌駕するなど浪漫溢れる仏巡ツリー。ただ、その浪漫にたどり着くには多くの苦難を乗り越えなければなりません。初心者にはあまりおすすめできない玄人好みのツリーと言えるでしょう。


<まとめ>

戦艦・空母を狙う駆逐艦の警戒、戦場の視界確保、占領のための開幕ダッシュ、占領維持、対空艦は敵艦載機のケアなど、やることの多い巡洋艦。初めにも書きましたが、一番最初に手を出すには少々難易度が高いのが巡洋艦ツリーです。
戦艦でプレイしていると「この駆逐艦に対処してほしい、巡洋艦たすけてー!」という場面が数多くあります。そのような体験をしてから巡洋艦を始めた方が「今何が求められているか」が理解できた上でプレイできるので効率的だと思います。
チームのバランスとしては1~2ほど巡洋艦がいると戦艦は安心して前に進めますし、敵駆逐艦も警戒して不用意には突っ込んできません。このように数字に出ない場所で活躍している玄人好みの巡洋艦。艦の特性上、巡洋艦スペシャリストは職人のような人が多いです。ただ、それなりの速力と高いDPMを持つ万能艦でもあるので、プレイヤースキルによっては試合をコントロールすることも可能です。
駆逐艦や戦艦の合間に少しずつ経験してみてはいかがでしょうか?

 

それではみなさま、良い巡洋艦ライフを!

 

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